ローイングエルゴメーターとは?

全身の持久力向上や心肺持久力に効果的なマシンの一つが「ローイングエルゴメーター」です。

全身の筋肉を連動させて動作を行うローイングエルゴメーター

このマシンは、全身運動によって、背中の筋肉である「広背筋」「脊柱起立筋」や腕の表側の筋肉「上腕二頭筋」、お尻の筋肉「大臀筋」、太ももの筋肉「大腿四頭筋」、お腹の筋肉「腹筋群」などを刺激し、筋力や筋持久力を向上させます。

心肺持久力向上にも有効で、世界各国の様々なプロアスリートも活用しているマシンの一つです。ハードですがその分消費されるエネルギー量も多く、脂肪燃焼効果も高いエクササイズです。

ローイングエルゴメーターの使い方

ここではローイングエルゴメーターマシンの基本的な使い方を説明します。

<STEP1>
シートに座ります。ペダルに足をのせ、ベルトでしっかり固定しましょう。両手は肩幅程度に開きバーを握ります。

<STEP2>
曲げている膝を伸ばす力でケーブルを引いていきます。膝が伸びると同時に肘を曲げてみぞおちの位置までバーがくるように引っ張っていきましょう。

【check point】脚で発揮した力を上手く上半身に伝え、そのままの勢いを保ちながら腕で引っ張るというように、連動した動きを意識しながら行うとスムーズに動作を行えます。ケーブルを引っ張ることばかり意識してしまうと、腕だけに力が入ってしまいすぐに疲れてしまいます。下半身と背中を使いながら動作を行うということを頭に入れておきましょう。

バーを引くときは肩をすくめないように注意します。肩甲骨をしっかり寄せながら肩を下しながら引くようにしましょう。また、引いたときに上半身を後ろに倒しすぎてしまうことがあります。上半身を倒しすぎると負荷が逃げてしまい動作が楽になってしまいますので、注意しましょう。

このようなフォームの崩れは、トレーニング終盤の疲れた頃に起こりやすくなってきます。フォームの崩れが起こりやすい人は、誰かに姿勢をチェックしてもらいながら行うとよいでしょう。

<STEP3>
引けるところまで引っ張ったら肘を伸ばしていき、同時に膝を曲げながら元の姿勢に戻ります。

【check point】疲れてくるとしっかり最後まで戻らずに途中で次の動作に移ってしまうことがあります。効果を高めるためには大きな動作で行うことがポイントです。しっかり元の位置までカラダを戻してから次の動作に移るようにしましょう。

<STEP4>
この動作をリズムよく繰り返し行います。